男性の中年太りは、40歳から50歳の間に現れる肥満の状態を指します。
運動不足や食事の偏りなど、複数の要因によって引き起こされる肥満ですが、何を気をつければ防げるのでしょうか?
中年太りになる原因は?
男性が中年太りする主な原因は、運動不足と食事の偏りです。
仕事や家事などに忙殺され、運動する時間や食事をとる暇もなく、食生活の大半が栄養価の低いジャンクフードやコンビニ弁当ばかりになっているサラリーマンによくみられます。
このような食生活を続けていると、間違いなく肥満になります。
また、男性ホルモンの減少も中年太りするひとつの大きな原因です。
男性ホルモンは、筋肉量を増やし、脂肪を減らす作用がありますが、これは40歳を過ぎると徐々に減少していきます。
そのため、筋肉量がガクンと減り、結果的に脂肪が蓄積されやすくなり、中年太りが起きるのです。
中年太りの症状は?
40歳を過ぎると、腹周りの脂肪の増加、体重の増加が目立つようになります。
そして、これらの症状は、身体的な健康だけでなく、心理的な健康にも影響を与えます。
自分自身の見た目にコンプレックスを感じるのはもちろん、環境によっては周りから冷たい目を向けられることになるため、ストレスが溜まります。
また、中年太りにより、高血圧、高コレステロール、糖尿病などといった生活習慣病の発症リスクも高まります。
これらの病気は、重篤な合併症を引き起こすことがあり、命に関わるため注意が必要です。
怖すぎ!中年太りのリスク
中年太りによって高血圧・高コレステロールの状態になると、動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳卒中などの重篤な病
気を招くことがあります。
また、末梢神経障害や網膜症などの合併症を引き起こし、失明や下肢切断などの重篤な後遺症を残す可能性も。
もうひとつ心配なのが、睡眠時無呼吸症候群の発症リスクが高まることです。
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まったり、浅い呼吸になったりする病気で、高血圧や心不全などの合併症を引き起こすことがあります。
中年太りによる脂肪の蓄積で、気道が狭くなるため、発症リスクが高まるのです。
予防・改善方法
中年太りを予防する方法を3つ紹介します。
運動不足を解消しよう
運動不足を解消し、バランスの良い食生活を心がけることが大切です。
運動不足を解消するためには、週に3回以上、30分以上の有酸素運動を行うことが推奨されています。
また、筋トレやストレッチを行うことで、筋肉量を増やし、脂肪を燃焼しやすくすることも重要です。
食生活を見直そう
食生活については、バランスの良い食事を心がけ、栄養バランスを考慮した食事を摂取しましょう。
食事には、野菜や果物、魚、豆類などの栄養素が豊富な食品を取り入れることが重要です。
また、過剰なアルコール摂取や、塩分や糖分の摂り過ぎにも注意!
ストレスをなくそう
ストレスは、ホルモンバランスの乱れや過食などの原因となり、中年太りを悪化させる可能性があります。
ストレスを減らすためには、趣味や遊び、リラックスした時間を作ることが大切です。
また、睡眠時間をしっかり確保することも、ストレス軽減の効果があります。
まとめ
中年太りの改善には、運動と食事の改善が欠かせません。
中年太りを恐れて、自分流のダイエットや筋トレを始めている人もいるのではないでしょうか?
まずは行動に移すということが何よりも重要ですが、間違った方法を続けては意味がありません。
中年太りを防ぐための運動方法や食生活を専門資格を持つ人に相談して、自分に合った方法を教えてもらうと良いかもしれません。
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SARA先生
資格:NSCA-CPT、コンディショニング、JTTMAタイ古式マッサージ
強み:ウェイトトレーニングだけでなく、マッサージやストレッチの専門家