歳を重ねるごとに、嫌でも老いを意識する場面が増えますよね。深くなるほうれい線、膨らむお腹、筋力の低下……。
今回は、老化を防ぐための食事方法について紹介します。
アンチエイジングは永遠のテーマ
もちろん、40代には40代のいいところ、50代には50代のいいところ、60代には60代のいいところがあります。
しかし、やっぱり見た目は若い方が、そして体力もあればあるほど、精神的にも健康でいられるものです。
いったい人は、どうして老化してしまうのでしょうか?
老化現象は食生活にかかっている
老化現象というのは、ほとんどが「糖化現象」から来ているといわれています。
糖化現象とは、タンパク質と糖が熱によってベタベタくっついて、タンパク質の組織を鈍らせる現象をいいます。
この現象により、「終末糖化産物」いわゆる「AGE」が発生するのですが、これが老化を促進させる一番の原因といわれています。
糖化が続くと、代謝できなくなったAGEがどんどん体に蓄積されていき、シミ・シワ・たるみ・頭皮に影響を及ぼします。
髪の毛が薄くなってきたなと心配している人は、もしかしたらAGEのせいかもしれません。
どうしたらAGEを抑えられるのか
一番大切なのは、とにかく血糖値の上昇を防ぐことです。
そのためにも、糖質の量をコントロールすることが重要です。
ご飯を少し減らしてみるとか、炭水化物を減らしてみるとよい!
炭水化物を減らしたくないという人は食物繊維を一緒に摂るようにしましょう。
例えば、野菜を先にたくさん食べるとか、キノコ類や海藻類などを先に食べることが大切です。
また、GI値の低いもの食べるのもおすすめです。
GI値とは?
食品の炭水化物が血糖値をどの程度上昇させるかを示す指標。食品を摂取した後の血糖値の上昇速度や持続時間を表します。
例えば、白米だったら玄米や発芽玄米、麺類なら、うどんやラーメンよりも茶色い十割蕎麦などの方が、GI値が低く血糖値が上がりにくくなります。
パンであれば、低糖質パンがおすすめです。
白米 | →玄米・発芽玄米 |
うどん・ラーメン | →十割蕎麦 |
パン | →低糖質パン |
砂糖はやめましょう
老化を促進させる原因のひとつが砂糖です。
砂糖の代わりに「ラカントS」などを使うといいかもしれません。
老化対策、まだ手遅れではない
老化は見た目だけではありません。
まずは体の老化を防ぐためにも、糖化現象を阻止してAGEを作らせないようにしましょう。
もし、食事によるアンチエイジングに悩んだら、プロの栄養士に相談するのも良いかもしれません。